プレイング論

前の日曜に、朝起きておやつ行こうとしたら見事に寝坊しました!
深夜のskypeはやっぱアカンな…応答押した瞬間翌日の死が見える。
その時に時間が出来たので、前々からちょくちょく質問のあったプレイング上達のコツみたいなものをいくつか書いてみました。
強くなる事に対して意欲的な方向け。


で、「前の日曜」と書くことで誤魔化したんですけど、今日の火曜日から見て、2日前の日曜日は「今週」ですか?「先週」ですか?
ネットで調べたら日本はミックスしてるから業界・仲間で変化するしどっちでもいいんだぜ〜みたいなのが出てきたんですけど、どちらが一般的なんでしょう?


まぁそんなことはさておいて、では早速。

1.手なりをやめる

伸びきらない人達に多く見られる傾向として「手なりプレイ」があります。
「それっぽい事」「妥当と思われる事」を積み重ねるだけのプレイを繰り返し、またそれを特に問題視していないケースがこれに当てはまります。
しかしながら、そうしたアクションの一つ一つは決して間違いだと言う訳ではありません。
その手のアクションは大方「安定志向」に寄せられたもので、中間的な立ち回りが多く、言わば無難の一言。
僕が思うにこの「間違いではない」が成長を妨げています。
プレイングは時々に応じた最善を求めるべきで、妥当な打ち手に頼るのは一種の甘えです。
その選択を取るにしても一つ一つに明確な理由、動機付けを求めるべきです。


プレイの上手さを測るための分岐点ってどこにあると思いますか?
遊戯王と言うゲームは初手の扱いに凄く自由が利くゲームで、緑か赤のカードならとりあえず場に置いておくことで何かの罠を匂わせる事が出来ますし、何の役にも立たないバニラも裏守備で配せば相手からすれば正体不明の脅威です。
その時点での手札から導き出せる選択肢と言う物は自分が思っているよりもたくさん存在し、「当たり前である事」など何も無く、カード1枚1枚の扱い方がそれぞれ分岐点です。
伏せる、発動する、その対象、タイミング、ゲームの行方を左右する瞬間は開始直後から無数に広がっています。
まずは視野を広げ、それぞれの選択肢を見直す必要があるでしょう。
ゲームを終えた後は勝ち負けに関わらずゲーム展開を見直し、誤りが無かったか検討する習慣をつけるといいです。
「こうだろうな」と結論が出たら一度踏みとどまり「なぜ?」を自らに問いかけてみると良いでしょう。

2.ゲームプランの構築

1の手なりプレイに関連します。
一つ一つのプレイに対する意味を考慮していないと、引いたカードを順々に叩きつけ消費していくメンコゲームになってしまいがちです。
これでは勝率が安定しないのも無理はありません。
高い勝率を見ていくためには「ゲームプランの構築」が非常に重要です。
ここでのゲームプランと言うのは「与えられた状況からゲームに勝利するための道筋を頭の中で構想したもの」を指します。
要は見えている範囲のリソースでの勝ち筋を模索し、それが出来ないのなら何を今後のドローに求めるべきなのかを検討し、それが達成できるまでの最善手を現状の手で組み立てていく訳です。
ここで求められるのは勝利に対する計画性。無暗やたらにカードを消費するだけではなく、なぜそうする必要があったのかを自分の中で明確化してください。
また、一度立てたプランは相手の動き次第で変化する可能性があります。
盤面の状況をよく理解し、再度プランを練り直す事を忘れてはいけません。
見えざるリソースを計算に入れた、計画的なアプローチが必要になって来るので、柔軟な頭とデッキに対する理解が必要不可欠です。

3.意図の明確化

前項で少し触れましたが、プレイの意図を明確化します。
なんとなく、は絶対に避けるべきです。
仮にその行動が当たりで、結果的な勝利に結びついたとしてもそれは偶然の産物。
ゲームの勝ち方は自分の中でしっかりと確立し、有利な状況への導き方を理解しておくべきです。パターン化とも言います。
また、この意図の明確化と言うのは事前の構築段階で行っておく必要があります。
自分のデッキの選択肢や回答を理解していないと正しいプレイなど取りようが無いのです。
よくコピーは劣化と称されるのはこの部分が大きく、ただデッキリストをコピーして使用するだけでは、デッキ1枚1枚に対する理解はオリジナルに勝る事はまず無いでしょう。
リストを真似る際にはじっくりとデッキを眺めるなり数を積むなりしてカードの採用理由の把握に努めましょう。
もしネット上で公開されているリストで、構築者の解説等あればそれには是非目を通しておくべきです。
第一人者の意見は自らの雑感よりも遥かに有意義です。
自分の力を過信しすぎず、得られる情報・知識は貪欲に吸収して成長に活かしましょう。

4.ミスを自覚する

中級者ないしはなんちゃって上級者に見られがちな傾向ですが、自らのミスを認めようとしない事があります。
初心者の内は自分の経験不足を認知できているので指摘されたミスに対しては素直でいられるものですが、ある程度経験を積んで大小のプライドを持ち始めるとこれが上手くいきません。
相応しくない場面で「結果論」「仕方ない」と逃避的な言い訳をする事が多々あります。
もちろん本当にどうしようもなかったり結果論以外の何物でもない場面も存在しますが、それは自分が思っているよりもずっと少ないものです。
ミスかも知れない、と少しでも疑問に思った場面はすぐに検討し直し、更に良しとされる手があるのであれば、その時点でしっかりとミスを自覚し、次回以降のプレイに注意する事で下手なプレイを減らしていく必要があります。
ミスに気付けることは幸いです。
それがミスだと知っていれば次に同じような過ちを犯す可能性がぐっと減りますし、気付けなければその誤りが正されることは少なくとも次の機会まで訪れないでしょう。
その次の機会は日頃のフリーデュエルの中でも得られるかもしれませんが、大会中の大事な一戦の中で訪れるやもしれません。
誰でもミスはします。恥ずかしがったり隠したりせずに素直に問題に向き合い、早期の改善に努めるのがベストです。




以上4点が僕のカードゲームライフを通しての感想です!


それではまたー。