第3回JCSが終了しました


7月29日、愛知県刈谷の地で第3回JCSが開催されました。
当日足を運んでいただいた参加者の皆様、お疲れ様です。そしてありがとうございました。
http://www3.plala.or.jp/crazy/jcs3/result.html
公式サイトの方で既に結果は公開済みですが、優勝チームは「みやじまれんごー」。
アンサイクラー・ホロホロ・グロスの3名による、当日参加のチームでした。
3名共に甲虫装機を使用しており、また3位チーム「ぽんぽんぽーん」の3名も甲虫装機を駈るなど、最近押され気味だった甲虫装機が勢いを取り戻した格好となりました。

今回のJCSにおけるデッキシェアを表した図です。
近頃高い人気を誇っているHEROビートを押し退け、シェアもナンバーワンに。
使用者の割合を公開しているCSはそれほどないので具体的な推移は確認できませんが、上位の結果を見ても甲虫装機がまた徐々に立場を回復させつつあるのは明らかです。
上位者の方々にはインタビューの方を行わせていただきました。後ほど動画のアップを予定しております。
構築の要点や当日の使用感までガッツリ聞きこんでおりますのでご期待くださいませ。


ちなみに、当日枠の決定方法はコレ。

サイコロです。
チームメンバー3名でそれぞれのサイコロを振り、合計目の大きいチームが優先して参加権を手にします。
古典的ですが、シンプルでかつ明示的な手段を取りたかったため、前回大会よりこの方法を取らせて頂いております。
当日参加希望者の中には遠方よりお越しの方も複数名おり、嬉しい気持ちがある半面、参加の叶わなかった方々に対し申し訳ない気持ちで一杯でした。
本来であれば参加を希望する全ての方々の出場を実現させたいところなのですが、現実問題それは非常に困難です。
理由は以下2つ。


1.時間的問題
遊戯王はマッチを40分に定めたゲームです。
そこに更にエキストラターン及びエキストラデュエルを行う時間が加算され、集計時間も含めれば短く見ても60分の見積もりは絶対です。
設営・受付・開始前説明等、諸々の準備をこなし11時に1回戦を開始し、一般的な会場の閉場時刻である21時まで大会を開催する場合、試合に確保できるのは10時間程度。
どれだけ円滑な進行が図れたとしても10回戦が限度で、かつ大小のトラブルを考慮すれば現実的には8回戦か9回戦が目安となります。
ここに追加して考えなければならないのが「予選ボーダー」との関連性で、参加者のキャパシティは運営の管理能力や会場収容者数だけでなく、1日でこなせる現実的なラウンド数に大きく影響します。
多くの参加者を募るのならば、上位を選出するに必要十分な消化を図れるラウンド数が必要となります。
64チームの募集なら、本来は予選のスイスドローを6回戦程度こなすのが好ましいです。


2.人的問題
多くの参加者を管理するにはそれなりの人数を要します。
また問題の発生も伴って増加するものと思われますから、的確な判断を行える運営者がもっと必要になってきます。
正直な話、JCSの運営は僕個人の能力に大きく依存している面があり、この状態からこれ以上の拡大を計画するのはまず無理です。
僕の指揮では現在の人数が限界であり、それ以上考えられません。
人材の確保もまた一苦労で、現状界隈において優秀な判断力を持つ者はプレイヤーに多く、そうした者はイベント自体への参加を希望するケースが多く声をかけ辛いのが実態です。


JCSは夏・冬の年2回開催を目標としています。
大会運営の質の向上はもちろんのこと、行く行くはこの辺りの問題にも着手できればと考えています。