悪夢の始まり

今期次元エアトスに4スト負け。
最初の頃は楽だった。単調な罠構成で幅の利かない守り。
突破も容易だったしメインの状態で勝つのもなんら苦はなかった。
問題はデュアルスパークの存在。
初期の構築はジェネティックワーウルフやライオウ、ひどいものだとゴリラまで入っていて、
文字通りの次元ハイビート。アタッカーとそれを支える罠の役割分担が明確化されていて、
どちらか一方を断ち切れば勝手に瓦解していく脆いデッキだったように思う。
神奈川で光とチームを組むことになった際、旧来の次元エアトスを使ってもらうには不安を覚え、
今のデュアルエンジンを組み込んだ新型のレシピを渡した。
無調整状態だったからエマコ3枚にエンディミオン3枚のモン17枚体制の細部が甘い構築だったけど、
他の部分は今と大差ない状態だったと思う。
神奈川ではそもそも次元エアトスの使用者が少なかったのもあったけど会場でデュアルを使ってたのは光だけだった。
本人の腕もあいまって印象も上々。その時はそれでいいと思ってた。


ただ、前後の茨城・ISDの結果も加わってここから次元エアトスが爆発的流行。
その上なぜか広まったのはデュアル型の方。ネットの流通力は計り知れない。
たかだか1大会で使われただけなのにどうしてここまで広がったのか。
強いていうなればDOの大会、通称「mh杯」にレシピが載ったけど、これがどのくらい影響してるのかはちょっと予想がつかない。


何はともあれ、そこからとにもかくにも苦行の日々。
次元エアトスには当初積極的に繰り出されるブレイカーを利用して、それにサイク砂塵を合わせながらのお触れを必勝パターンとしていたところに、更なるデュアルスパーク。
お触れに信頼は置けなくなったし、かといって罠の上位プレイヤーは災害なんてとてもとても踏んでくれない。
仕方なしにモンを断つ方向で動きを固めていこうとライボルに視野を向ければ立ち塞がるスターライトロード。
それに元よりエアーマンが生み出すモンの持続力が厄介でこれを打ち崩すのも正直しんどい。
仮にライボルでエアーとアナザーを巻き込んでもスパークで伏せを狙われながらワンドローを交えられると後続がのってくる可能性も高い。少なからず従来のものよりはワンテンポ速い。
結果ハリケーンを直接的な勝因に結びつける事のできるアンデライロに手を出した訳だけど、まるでなじめなかった。
大会での成績も非常に残念な結果。


e-berry公認 3−0
関東CS 3−1
東海CS 4−2−2
近畿CS 2−4


もう少しばかり使い続ければ一つ先が見えてきそうな気がしたのだけれど、
以前から使い続けているようなプレイヤーに遅れを取る形になり続けるだろうし、
それではだめなのだと前期で学んでいたから、なくなくこの道を断念した。


とはいえ今も引き続きの迷走中だけど、なんとなくの解決策は見えてきているから、
今はこの感覚を信じてじっくりやっていくしかないなぁ。