気持ちの問題

カードゲームに勝つ上では試合に臨む姿勢がとても重要。
これに関して良く見られるのが「気負い過ぎて自滅」のパターン。
ゲームに勝つ、というのはベストなプレイを尽くした上での延長線上にあればいいもので、勝つ事に捉われすぎると目先の事がうまくいかずミスをしやすい。
綺麗事に見えるけどプレッシャーに押し潰されて事がうまく運ばなくなるっていうのはよくある話で、
重要な局面に直面した際、「何が最善か」を考える前に「勝ちたい、勝たなければならない、負けてはいけない」と無駄な思考が混じって考えがまとまらなくなっちゃう事ってありませんか?僕はあります〃笑
他にもスイスドローの大会なんかだと1つの負けをあとに引きずって2つ3つと負けを重ねてしまうもの。
ただやっぱり勝つ事を目標として日頃調整を頑張ったり遠征したりすると、「勝ちを意識するな」だとか「最善を尽くせればそれで良し」なんていう建前を押し通すのは難しい話だと思います。


僕自身過去に2度ほどそのような状態に陥ってしまって、「なんとか結果を」とがむしゃらな気持ちでたくさんの大会に臨んだのですが、1つもまともな結果を残すことはできませんでした。
近い方でいうと昨年の9月〜年始のISDにかけてがそれで、近畿・東海とスランプが続いた際一度腰を落ち着け何が駄目だったのかを考えてみることにしました。
経験上、負けが重なってしまう時は決まって前日の段階でデッキに不安を覚えて構築をいじくり回したり闇雲なフリーにとりあえずの勝率を求めており、
最初はそれを「デッキの選択・調整が間に合わなかったからだ」とか「プレイの確立ができなかったからだ」なんていう安直な理由付けで済ましていたのですが、
改めて当日の様子を思い返せば普段に比べてミスも多く、何よりがむしゃらとは言え重ねた調整の結果を信じ切れずに前日に悪あがきを挟んだりと気持ちの面で劣っていた感じが拭えませんでした。
結局本番に向けての姿勢作りというのは調整の段階から始まっているのであって、「万能なデッキなどない」と言われるように構築の時点でメリハリを持たせ、自分の中で納得のいくベストな妥協点を探る事が大切だと考えました。
それが今の「遊戯王は取れる試合を取るゲーム」だという持論に繋がっています。
日頃からそんな風に考えいられれば「勝たなきゃいけない」なんていう勝手なプレッシャーに押しつぶされてしまうような事はなくなるんじゃないでしょうか。
勝ちたいと考えるのは大会に臨むなら誰しもがもつ当たり前の目標なので、その中に「勝たなければならない誰か」など存在しないはずです。
もっと遊戯王を楽しみましょうo≧∀≦o


選考会期間も終わりにさしかかってますけど、こんな今だからこそね!