プレイング

さっき久々にDOしたら自分のプレイングが酷すぎて死ねた。
DOだとなんだか遊び感覚で適当に打っちゃうっていうのもあるにはあるけど、それにしたって酷かった。


対ヒーロービートのゲームで、相手は先行から増援経由でエアーマンを呼びだしアナザーネオスを手札に加え、カードを2枚伏せた。
それに対するこちらの手札は
《D.D.クロウ》
《死者蘇生》
ゴッドバードアタック》
《神の宣告》
《奈落の落とし穴》
《魔のデッキ破壊ウイルス》
正直言ってかなり悪い。
ただ、「勝率が高い人」と「そうでない人」の大きな差はこういった手札の時表れる。
実に良好で、素晴らしい手札を貰ったゲームは取れて当たり前で、仮に相手もそのレベルの手札を与えられていたとしても、
ゲームの運び方次第で十分勝利する事が可能であり、上のような内容の手札に比べれば何倍も可能性がある。
問題はそうでない時、並、もしくはそれ以下の手札を与えられた時で、上のような手札は例として十分。
自戒の意味を込めて、上記の手札で考察を行おうと思う。


まず状況の整理。
確定情報としては、自分のデッキは墓地BFで、自分の手札は上記6枚であり、相手の場に正体不明の伏せカードが2枚、手札にアナザーネオス、墓地には増援があるということ。
相手のデッキは融合ヒーローか罠寄りのヒーロービート当たりと想定できる。


まず第一に考えるべきは「この手札でどうやって勝つのか」になる。
「どう凌ぐか」ではない。勝つことを目的としている手前一番に考えていくのは「勝つこと」になる。
改めて手札を見直すと、死者蘇生以外のカードは全て受け身の防御カードで、どれも勝因にはなりえない。
本当に残されたリソースがこれだけで、この6枚を駆使して勝たなければいけないのであれば、相手のなるだけサイズの大きなモンスターを死者蘇生し、それ以上のサイズのモンスターを選び奈落の落とし穴する他ない。
ただ相手のデッキがヒーロービートの可能性がある以上オネストやデュアルスパークのような戦闘における優位性があり、この戦い方は賢くない。上記2種を無視した悪手となる。
となると、死者蘇生以外のカードでは相手ライフを削れないので現状この手札のカードだけで勝つことは不可能。
今後のドローにその手段を委ねることになる。
それを考えた上で、この場面最も欲しいのはやはりシロッコ。これが1番いい。
ヒーロービートの主軸の打点は軒並み1900以下で、それを各種サポートカードで支える構築になっているため、
シロッコを送り出し、オネストがあればスルーされる可能性が高いし、そうでなければ何かしらの除去を放ってくる可能性が高いので、状況を見極めながら魔デッキで除外を避け、蘇生で2度目のシロッコを見ていく。
これが1番理想の状況。
次点としてはゴーズだとか、ミラフォに激流やなんかが望まれる。それらを引きいれる意味合いでも謙虚や誘惑も期待したい。
それ以外のカードは残念ながらほとんど解答にならない。
いたずらにリソースを消費するハメになり、アドバンテージ面で突き放されて絶望的な展開になりかねない。


と言う訳で、ここで見ていくべきは結局のところ「延命」の一択。
ゴドバからの蘇生だとかそういう方向性は考慮に値しない。
最も効率よく延命を図れるのは間違いなくゴドバと奈落の除去2種。
当面の課題はいかにしてこの2種を通すかになる。
ゴドバを通す際に気がかりなのは《我が身を盾に》《スターライト・ロード》のようなメタカード、そして《サイクロン》《砂塵の大竜巻》。
前者の2枚を考えるのであれば、同時に神の宣告辺りを伏せておければ安全を買えるものの、実質の交換比率が

D.D.クロウ
ゴッドバードアタック
神の宣告

4000ライフ

E・HERO エアーマン
E・HERO アナザーネオス
我が身を盾にorスターライト・ロード

の3:3となり、神の宣告によるライフの支払いがあるので大きなマイナス。保険は買えるも成功したところでリターンが少ない。
リソースの余裕がないのでこの神の宣告はなるべく発動しない方向でゲームを進めるのが無難。
次に、相手はエアーマンでアナザーネオスを召喚しているため既にアドバンテージがプラスされている。
仮に激流葬やミラーフォースにかかってもアドバンテージが平に戻るだけで、デュアルスパーク等の発動条件を満たすためにも続くターンで召喚を行ってくる可能性がかなり高い。
それが行われると、3体目の召喚はリスクが跳ね上がるので奈落のセットタイミングはここがベスト。
ゴッドバードは通さなければ負けてしまうのでサイクロンのリスクを回避するためにも1度手札で温存し、奈落と宣告を置いてターンを返すのがベストだったと思われる。
これなら次のターンクロウゴドバを含むガバ伏せに対して相手がエンドデュアルスパークを放っても宣告で止められるしアドバンテージも追いつく、
エンドサイクされても大事なものは何一つ失わないのでリスクがない。
ライフを大きく失う結果になるが、その場合は宣告の発動機会を得たという事で一つプラスの見方もできる。
魔デッキは蘇生を活かすためにもハンドでキープしたい。
どの道ライフを失う戦いになるので計算時オネストの一打は致命傷になりかねないという理由もある。


結果はこうなった。
で、実際僕がとったのは奈落・ゴドバ・神・魔デッキ・クロウのセット。
最初にゴドバ・奈落・クロウをセットして、「失敗した」と思った。
アナザーの召喚に奈落を打って、通ればそれも良し、チェーンデュアルスパークなら、モンを対象に取ってきた場合ゴドバで対象消しながらドロー封じて一気にアドバンテージを盛り返せる…っていう1番美味しい方向で話を進めようとしたんだけど、
相手はこちらのデッキがわからない手前、今の環境裏守備で最も警戒するのは「ライコウ」だし、BFのゴドバ狙いの場合でもデュアルスパークを考えるとメイン1でアナザーを出す理由は無くなってしまう。
十中八九エアー単騎で殴られて、泣く泣くのゴドバという結果が目に見えた。
これはいかんと思ってメタポを匂わせつつエンドサイクの的を作ろうとと残り2枚も合わせて伏せたけど、相手の伏せが2枚ともサイクロンで宣告・ゴドバの2枚を抜かれ、アナザー召喚でどつかれてゲームオーバー。2ターンで負け。


実際の場面で正確な答えを出すのってやっぱり難しい。
やっぱり日頃から対戦数重ねて咄嗟の判断力を養っていかないと。