シーズン制限考察

まず今回規制された4枚について。


・センチネルセンチピード
・陽気な幽霊屋敷
・深淵竜エメラルドティアー
・レディララバイ


《センチネル・センチピード》
 不可解。
 2枚・1枚の構築が有力ともされた中でのこの制限。
 青絡みのビート色濃厚なデッキ、歌劇場・流氷等々に影響してくると考えられる。
 特に歌劇場には中々の痛手か。


《陽気な幽霊屋敷》
 3期に渡って環境を引っ張ってきた屋敷ともしばしの別れ。
 使えるようになったばかりで手痛い気もするが妥当と言わざるを得ない。
 今期ララバイ・マジョリティを加えて最悪の性質を兼ね揃えたデッキに成長してしまったし、
 制限は避けられなかった。


《深淵竜エメラルドティアー》
 2期に渡ってこんだけ暴れてれば仕方ない。
 気になるのはフルーツではなくこっちだって事。
 海洋制限残留でフルーツ切るって選択肢もあったはずなのに。
 って事はつまるところ、ブロッコリー側の意向として原則的にシーズン制限に「残留」という概念は存在せず、
 とりあえずの3か月を経過したら元に戻す事が決定していると思われる。


《レディ・ララバイ》
 ビートダウンの首をこれでもかっていうぐらい締め付けてた環境の癌。
 マイナス修正能力が屋敷の性質と絶妙にマッチしてしまっていた以上この制限も妥当か。
 デッキの存在を否定してしまう以上仕方のなかったように思える。


そんで、帰ってきた4枚に関して。


《バイオ・ブラスター》
 フルーツ残留でこいつが帰ってきた。
 相変わらずこの手のデッキに有効なメタカードはテリア・ボクサー以外には見受けられず、
 敵対勢力となりうるはずだった屋敷も消滅。
 今回規制の掛かっていないブラスターとフルーツが環境を支配する時代に舞い戻るのか。


《海洋到達不能極》
 エメラルドティアーとの強力なシナジー故規制を食らった高い汎用性を誇るベース。
 とはいえどもやはりティアー制限下では物足らずなイメージが先行してしまい、
 他のデッキへの投入は考えづらい。
 過去の青いデッキの対ビートへの選択肢程度に成り下がるのは否めない。


カオスヘッド・ドラゴン》
 最強のファッティが環境に舞い戻る。
 ブラスター等々のデッキが強引にウィニーへの回答に位置づける究極の一枚。
 屋敷が消滅した今全除外効力は以前ほど効力を望めないだろうが、「できる」という事が最も重視される点であり、
 なおかつ振り分け可能な6000は相も変わらず強力である。
 絶対的な能力をもってして盤面を焼き尽くす巨龍の姿が今再び。


《犬闘士フェンリル
 最強最悪の犬が返り咲いた。
 チワワ・ケルベロスを残してのこの規制解除はまさに恐怖。
 ララバイが消えた事で誰しもウィニーの再興を予感するが、この存在故一筋縄ではいかない。
 屋敷シリーズによる1000パンプが消えた今、ステルスで焼きにかかる線が濃厚か。


【現環境トップメタデッキへの影響】
・白黒幽霊屋敷⇒屋敷制限により事実上の消滅
・青緑ドラゴン⇒ティアー制限により消滅
・時計⇒カオスヘッドドラゴンの規制解除により難色
・青白グラシア⇒ブラスター制限解除により、衰退どころかむしろ追い風


【再興が予想されるデッキ】
・赤緑黒ブラスター


めんどくさくなったからとりあえずここまで。