CS総括 part2
前記事
part1 http://d.hatena.ne.jp/jspeed/20101017#1287308750
前回のの続きになります。
近いところでそこそこの反響があったので、やれるところまで続けてみたいと思います。
ライトロード
いつの時代も根強く生き残るこのライトロードは墓地を起点に置くギミックが登場するやいなや、毎度のごとく温故知新に寄ったハイブリットを試みられる傾向があります。
そして今回ハイブリット先に選ばれたのがそれぞれ「BF」と「デブリ」でした。
関東CS優勝/ライコー モンスター(26枚) 冥府の使者ゴーズ 裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)×2枚 ライトロード・マジシャン ライラ×2枚 ライトロード・ビースト ウォルフ ライトロード・ハンター ライコウ×3枚 ライトロード・パラディン ジェイン×2枚 ライトロード・サモナー ルミナス ライトロード・エンジェル ケルビム ライトロード・ウォリアー ガロス ダーク・グレファー×2枚 ダーク・アームド・ドラゴン ゾンビキャリア カオス・ソーサラー×2枚 BF−暁のシロッコ×3枚 BF−大旆のヴァーユ×3枚 魔法(12枚) 大寒波 死者蘇生 光の援軍 強欲で謙虚な壺×2枚 異次元からの埋葬 ソーラー・エクスチェンジ×3枚 ブラック・ホール サイクロン×2枚 罠(3枚) 奈落の落とし穴×2枚 聖なるバリア−ミラーフォース− エクストラデッキ BF−アーマード・ウィング×2枚 BF−アームズ・ウィング×2枚 BF−孤高のシルバー・ウィンド アームズ・エイド ギガンテック・ファイター キメラテック・フォートレス・ドラゴン ゴヨウ・ガーディアン スクラップ・ドラゴン スターダスト・ドラゴン ダークエンド・ドラゴン ブラック・ローズ・ドラゴン 氷結界の龍 トリシューラ 氷結界の龍 ブリューナク サイドデッキ D.D.クロウ×3枚 サイバー・ドラゴン×2枚 ハリケーン ライトロード・パラディン ジェイン 激流葬 次元幽閉×2枚 地砕き×2枚 転生の予言 砂塵の大竜巻×2
関東CS4位/iPon モンスター(25枚) 冥府の使者ゴーズ 素早いビッグハムスター×2枚 裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)×2枚 ライトロード・マジシャン ライラ×2枚 ライトロード・ビースト ウォルフ ライトロード・ハンター ライコウ×3枚 ライトロード・パラディン ジェイン×2枚 ライトロード・ドルイド オルクス ライトロード・サモナー ルミナス ライトロード・ウォリアー ガロス デブリ・ドラゴン×3枚 ダンディライオン×2枚 ゾンビキャリア スポーア グローアップ・バルブ カードガンナー 魔法(12枚) 貪欲な壺 大寒波 死者蘇生 光の援軍 月の書×2枚 ブラック・ホール ソーラー・エクスチェンジ×3枚 サイクロン おろかな埋葬 罠(3枚) 次元幽閉×3枚 エクストラデッキ A・O・J カタストル C(チェーン)・ドラゴン アームズ・エイド ギガンテック・ファイター キメラテック・フォートレス・ドラゴン ゴヨウ・ガーディアン スクラップ・ドラゴン スターダスト・ドラゴン フォーミュラ・シンクロン×2枚 ブラック・ローズ・ドラゴン×2枚 マジカル・アンドロイド 氷結界の龍 トリシューラ 氷結界の龍 ブリューナク サイドデッキ D.D.クロウ×2枚 オネスト×2枚 サイクロン サイバー・ドラゴン×2枚 スノーマンイーター×2枚 ハリケーン マインドクラッシュ 激流葬 自律行動ユニット×2枚 聖なるバリア−ミラーフォース−
両者共通してライトロードエンジンには下記17枚が採用されています。
裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)×2枚 ライトロード・マジシャン ライラ×2枚 ライトロード・ビースト ウォルフ ライトロード・ハンター ライコウ×3枚 ライトロード・パラディン ジェイン×2枚 ライトロード・サモナー ルミナス (ライトロード・エンジェル ケルビム) (ライトロード・ドルイド オルクス) ライトロード・ウォリアー ガロス 光の援軍 ソーラー・エクスチェンジ×3枚
両者の差異はケルビムとオルクスの1枚分で、ケルビムは上級ゆえに事故のリスクがあるのと引き換えに爆発力に長けており、一方のオルクスはステータスに不安が残るもののゴッドバードアタックを押し殺すアンタッチャブル付与の能力を持っており、この辺りは個々人の好みであると考えて差し支えないでしょう。
いずれにせよ《裁きの龍》を使っていく上で必要なライトロードモンスターのギリギリのラインは7種11枚程度という判断が下されているようです。
BFライロ
ライトロードエンジンによってもたらされる墓地ソースを《BF-暁のシロッコ》《BF-大旆のヴァーユ》の2枚を使って活用するタイプで、特にカードを消費することなく2300打点を確保できる事が強みです。
デッキタイプ自体は1年ほど前から存在しており、当時は無制限であった《ライトロード・サモナー ルミナス》を活用して手札に引いてきてしまった際のケアも行えていた分、デッキの劣化は否めませんが、今回の制限改定で他のデッキも同様のパワーダウンを強いられているため、再興が成立した格好になっています。
またこれらのBF要素は全てが闇属性であり《ダーク・アームド・ドラゴン》や《カオス・ソーサラー》のような優秀なモンスターを採用できるのも利点の一つで、純正のライトロードに比べ安定感こそ劣るものの展開力は大きく増しています。
後述するデブリライロに関しても言える事なのですが、ライトロードの形式をとる事で裁きの龍の採用が可能となり、《BF-極北のブリザード》からの《氷結界の龍 ブリューナク》《ゴヨウ・ガーディアン》を返しの軸とするBFを相手にする際は非常に頼りになります。
《BF-月影のカルート》を対象としての《A・O・J カタストル》には対処されてしまいますが、墓地で後続が確保できていれば《BF-アームズ・ウィング》による戦闘破壊が狙えますし、相手のライフ次第では裁きの龍が通ったそのターン内にフィニッシュを意識して行くことも可能です。
デブリライロ
通常のライトロードデッキに《デブリ・ドラゴン》とその蘇生先となる《ダンディライオン》《スポーア》《グローアップ・バルブ》を搭載した「シンクロを狙うライトロード」で、メインボードの《素早いビッグハムスター》、サイドボードの《自律行動ユニット》がその象徴となっており、他のライトロード軸のデッキとは一風変わった動きをするのが特徴的です。
デブリダンディ系列のデッキに見られるダンディライオンとそのトークンを用いた《氷結界の龍 トリシューラ》を筆頭とするドラゴンシンクロによるビートダウンが勝ち手段の軸としておかれており、それを各種ライトロードモンスターでサポートしていきます。
このデッキ最大の特徴は「デブリにありながらの高打点」であり、デブリ系列の弱点であった《D.D.クロウ》《魔のデッキ破壊ウイルス》をある程度克服できています。
とは言えど、シンクロを行うための各種チューナーがいずれも両者の影響を強く受けてしまう手前完全な解決には結びついていないのですが、ライトロードという形式を残しているため壊滅的な被害は免れる事が出来ますし、《魔のデッキ破壊ウイルス》は発動者側も攻撃力2000以上の闇という主戦力を切り崩しているため、残った高打点モンスターでビートダウンを狙う事も十分に可能です。
上記サンプルレシピには《月の書》や《次元幽閉》のような汎用除去がそれなりの枚数搭載されており、ビートダウン戦術を取る際の助けになってくれるはずです。