埼玉CS結果

1位 旋風BF
2位 旋風BF
3位 BFライロ
4位 旋風BF


浜松・埼玉の2日間のCSを通して優勝を飾った旋風BFは同じタイプのもので、罠カードが5枚しか入っておらず、かなりワンキル思考に傾いたタイプのものになっています。
今回の制限改訂は過去に例を見ないぐらい強烈なものでほとんどのアーキタイプが大きく力を落としており、ワンキルがほとんど成立しない平和な環境になっています。
必然的に環境は低速化し、そういった事情を背景に「クイックダンディ」のような地道にアドバンテージを取るデッキが流行し始めたりしていたのですが、
今回の「櫃型旋風」はそこに目を付け、《強欲で謙虚な壺》と合わせて《ダーク・アームド・ドラゴン》《死者蘇生》《大寒波》《ハリケーン》《黒い旋風》のような強力な制限カードに的確にアクセスし、瞬殺に狙いに置いた構築になっています。
現存の旋風BFがミラーマッチで優位に立たんとするための上等策は《ハリケーン》《我が身を盾に》《盗賊の七つ道具》《スターライト・ロード》のような「テンポやアドバンテージの獲得」に特化したカードばかりで、
相手への依存の度合いが高く、「同じ土俵で戦うことを前提」としているカード郡ばかりでした。
よって今回の櫃型のように軸を外した戦い方をされると手も足も出ないことが多く、実際両CSでは決勝戦のミラーマッチが櫃型のストレート勝ちで優勝を飾っています。


今回のCSの影響を受けて各地で櫃型の検討が始まると思いますけど、このデッキ2,3致命的な問題を抱えていて、そういった意味では所見殺し的なところはあったかなぁという風に思います。
欠点に関してはその内浮き彫りになってくると思うのでここではわざわざ書きません。
仮にこのタイプが今後の主流となるのであればそれはそれでやりやすいので、できればそうあってほしいなぁ・・・なんて。w